洗顔料の選び方
洗顔料はクリーム、ジェル、固形石けんなど色々なタイプがあります。
形状などで洗浄力の違いは見分けにくく、それぞれの商品によって違いがあります。
最近は
「泡立ちが良いものが肌にやさしい洗顔料である」
「泡が細かいほうが汚れがよく落ちる」
という宣伝などを見かけます。
泡は肌をこすらない為のクッションにはなりますが、洗浄力には関係がないことがほとんどです。
泡立ちをよくするために、かえって界面活性剤を多く含んで、脱脂力が強いものありますので泡立ちだけでは洗顔料の善し悪しは判断できません。
肌が乾燥がちな方は、保湿剤などが入ったしっとりタイプの洗顔料を使いましょう。
また、乾燥がちな方は、朝の洗顔の際に洗顔料は必要ない、という情報もを目にしますが、夜寝ている間は意外と汗をかいています。
夜のスキンケアの際に油脂の多い保湿クリームなどを使っている場合、汗と混じり合って酸化して毛穴づまりの原因にもなりますので、朝もしっかり洗顔料を使って洗顔しましょう。
洗顔の際はなるべくこすらないように、手の平で洗顔料を転がすようにし、やさしく洗います。
ほこりや汗、皮脂汚れの80%はぬるま湯だけで落ちますので、こすらなくても洗顔料の力だけで汚れは十分落とすことができます。
また洗顔の際はちょっとぬるいかな?と思う温度のお湯で行いましょう。
よくシャワーのついでに水流を顔に当てて洗う、という方がいますが、水流が刺激になってしまいますし、体にあててちょうど良いと感じる温度40度前後ですと、顔の皮脂が落ちすぎてしまいます。
ぬるま湯を手にすくいとって、生え際などすすぎの残しがないように丁寧にすすぎましょう。
このあとはこすらず、やさしくタオルをポンポンと押しあてるようにタオルドライします。
そして、洗顔後の肌は最も無防備で乾燥した状態になります。特にお風呂上がりは肌の温度も高いので、一気に乾燥がすすみますので、速やかに保湿をしましょう。